ズベスタ  シリア軍 SU-100

W.W.2の傑作戦車T-34。各種車両のベースとしても使われた。
その内の1つが対戦車自走砲だ。このSU-100もそんな車両の1つだ。

SU-100で模型化されているものは少なく、更にシリア軍仕様となると・・・
シリア軍仕様SU-100の大きな特徴は車体右側面の雑具箱だ。
どこかのエッチングメーカーからエッチングパーツで発売されているらしいが
どうせ入手するのも大変だろうし、価格も高いだろうし、
それよりも、私にエッチングパーツは使えない・・・f(^_^);;;
だが、ズベスタのSU-100には最初からそのパーツも揃っている。
オリオンモデルズの移転記念セール時(三省堂→水道橋)に購入したのだが
今頃になって陽の目を見る事になろうとは・・・
さて、シリア軍仕様のSU-100を作ろうと言っても
カラーリングやマーキングは一切分らない。(とゆーよか私が知らない・・・)
ッて事でテキトーにサンド系とダークグリーン系を組み合わせる事に。

ほんとにほんとのテキトー塗装。
ベースにアクリル塗料アース系(フラットアース+レッドブラウン+ダークイエロー)を
全体にエアブラシ単一塗装。その後エナメル塗料のレッドブラウン+フラットブラックで
スミイレ。ところが、思ったような色にならなかった・・・(ToT)
そこで、エナメル塗料でグリーン系(ダークグリーン+ブラックグリーン)でを溶剤で
メチャメチャ薄めて、それをウォッシング。車両全体をソ連軍っぽくグリーン系に。
その後、アクリル塗料でレッドブラウン→フラットアース→ダークイエローとドライブラシ。
それっぽく(私のイメージっぽくネ)なったので、それでヤメちゃいました・・・ f(^_^);;;

本人が言うのも何ですが、何ちゅーイイカゲンな・・・
まあ、私は自己満足でやっているからそれでイイのさ。
決して正確な資料を作っている訳じゃないし
他人を満足させるためにやっている訳じゃないよーだ。
キャタピラはキット付属のものは硬くて使えないのでタミヤのT-34の物に交換。
キットの転輪の基部が今にも折れそうなくらい弱いので、
センターガイドの一部をカットして使用。後部輪転の部分にハメて目立たないように。

塗装はフラットアースをキャタピラ全体に塗装し、
その上からエナメル塗料のレッドブラウン+フラットブラックを薄めたスミイレ用を。
仕上げにダークアイアンでドライブラシ。

足回りは車体と同じ塗装の上に、バフとデッキタンでドライブラシ。
組み立てそのものは、全くの素組み。全く何もしていません。
ディティールアップパーツだの、エッチングパーツ等の使用は一切無し。
またパテやプラ板で「あそこを何ミリ削り、何ミリ増やし」等も一切無し。
設計図の順番通り素直に組み立てました。だって、私にはそんな技術無いもん。
東欧キットを作ったのは何個目かな?
感想としては「子供の頃作った模型みたい」な感じ・・・!?
W.W.2の東部戦線ではイタチごっこの如く、戦車の性能向上がはかられた。
当初、自分達の戦車こそ世界一を自負していたドイツ軍にとって、KV重戦車とT-34は
ショックだった。T-34ショックという言葉まで生まれたくらいだ。

対抗するために、タイガーTの開発を急ぎ、パンターが生まれ、W号戦車も長砲身化された。
やがてそれらの戦車はソ連軍を脅かす事となり、ソ連軍はそれらに対抗する戦車を生み出す。
またドイツ軍のV号突撃砲に影響され、対戦車自走砲の開発にも乗り出す。
SU-100はそんな車両の1つだ。当時ソ連軍は各種戦車砲の開発に熱心だった。

そして当時最も対装甲威力が認めらたのがこの100m砲だ。
射距離1,000mで直立した厚さ185mmの装甲板を貫通可能で、
この数値はキングタイガーの正面装甲とて貫徹可能な数値だ。
この破壊力のため、当初この砲はJSシリーズの主砲の有力候補であったが
まだ開発途上であり、生産のメドが立っていなかった為、
JSシリーズには122mm砲が選択された。
ゆえにこの100mm砲は対戦車自走砲としてSU-100の主砲として選択された。
だが、実際のSU-100の主任務は強固な防御陣地への砲撃だったようだ。
ドイツ軍の弱体化も進んでおり、強力な戦車が大量に出現する事はなかったのである。

この100mm砲、高性能ゆえT-34やT-44への搭載なども試験されたらしいが、
車体に比して砲自体が大きい為搭載されなかった。
またJSシリーズの後継車両として生産されたJS-4への搭載も計画されたが、
ソ連軍戦車部隊には実績ある122mm砲への信頼性が絶大なものがあるため、
こちらも122mm砲が搭載され、結局100mm砲は重戦車の武装としては採用されなかった

100mm砲の生産体制は戦後に確立され、T-54/55の主砲として使用された。










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